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◆先輩新規就業者の皆さん

松岡 健史 さん(長門市)

 私は、昔から漁師にあこがれていたので、兄が漁師を始めたことから、いてもたってもいられなくて、正社員だったガス配管工の仕事を辞めて油谷川尻に来てしまいました。時期的に運良く、当地区ではニューフィッシャー確保育成推進事業による新規就業短期研修が公募中であり、15名のうち3名が選考され、その中の1人として私も研修を受ける事となりました。岡田指導漁業士のもとで2年間研修して自立を目指すというもので、研修期間中は月15万円と住宅の支援があり、大変助かりました。「15万円が出るうちに自立の基礎を作ろう」と考えました。研修1年目に借金をして中古船を買い、師匠の船に乗って見習うだけでなく、研修の合間に独りで操業し、苦い失敗を繰り返しながら体で覚える、より厳しい研修を自らに課しました。最初の数年は毎日本当につらかったです。しかし、頑張れたのはもともと負けん気が強かった事と、仕事を辞めてきていたので「今度やめたら帰るところがない。絶対に引き返せない。」と思い続けることにより乗り切れました。私のことを「タケちゃん」とよび母親のように見守る、県漁協川尻支店長の中村加奈江さんは「漁師は気難しいところがあって、漁村に溶け込むことが難しかったと思います。相当な苦労と努力が必要だったでしょう。同期の2名は途中で挫折したのにタケちゃんは本当に偉い。」と言って励ましてくれています。私は、タイ、イサキ、ブリ等やイカの一本釣漁業を専業としており「一本釣りの漁師」として一人前になるには、様々な情報や経験を積んでもこれから10年はかかると思います。漁業のやりがいは、自分の腕と運次第でサラリーマンの月収分を1日で稼いでしまうこともあります。逆に競り値が安いこともあるし、全く獲れないときは落ち込みます。そこがサラリーマンにはない魅力です。現在の取組として、家族のために安定した収入と将来設計を早く実現することを考えており、次の目標は腕を磨いて見島のクロマグロ釣りに挑戦することです。将来は、生後9ヶ月の長男・建晋と一緒に船に乗るのが一番の大きな夢であり、励みです。

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